300万円から世界へ

2005年に友人3人と共に300万円という資金をかき集めて会社を設立した人物がいます。この人物、実は2012年に会社を別の企業に売却していますが、この時に得た売却益はなんと300億円ともいわれています。わずか7年でここまで企業を成長させた人物というのが、現在シンガポールで暮らす日本人、梶原吉広さんという人物です。

梶原吉広さんは子供のころからかなり好奇心旺盛なタイプだったらしく、中学生ですでに趣味でDJをしていたり、高校生でイベント企画を行っていたりするなど、行動的な少年だったようです。高校卒業後は服飾系の専門学校に通ったようですが、自分が目指していた道から、別の道へと切り替えることも早いようです。2005年には友人3人と共に有限会社グローバルメディアソリューションという会社を設立しています。梶原吉広さんらが設立したこの会社は、広告代理店として紙広告をとり使う会社でした。ですが、設立から3年後にはソーシャルゲームに梶原吉広さんが出会ったことから、ソーシャルゲーム事業を立ち上げ、2009年の「渋谷クエスト」というゲームをリリースしています。この渋谷クエストのリリースがきっかけとなり、有限会社グローバルメディアソリューションはソーシャルゲーム業界では知名度を高め、2011年にはとうとう株式会社gloopsという会社が誕生しています。

成長を続けるgloopsですが、梶原吉広さんはこの会社を手放してしまいます。ここにも決断力、行動力が表れているように感じられます。株式会社gloops誕生の翌年には会社を売却し、梶原吉広さんは300億円の資産を築くことに成功したということです。

また、巨額の資産を築くだけではなく、その後日本からも飛び出し、シンガポールを拠点として起業家として活躍をしているそうです。つまり、梶原吉広さんはさまざまな決断を速いスピードで下し、行動も素早く行うことが出来る人物であり、それが梶原吉広さんを成功者に押し上げることになっているのではないでしょうか。

起業家として成功している梶原吉広さんは、私生活でもタレントとして活躍していた山本梓さんと2014年に結婚し、お子さんも生まれているということです。梶原吉広さんが家族と共に過ごしているシンガポールは現在世界の中でも非常に安定している国と言われています。梶原吉広さんのような生き方を誰もが出来るわけではありませんが、手元に資金が少ないという方でも、夢を持てると感じさせてくれる人物ですよね。